学校だより

校長

「春は名のみの 風の寒さや 谷のうぐいす 歌は思えど

時にあらずと 声もたてず 時にあらずと 声もたてず

氷融け去り 葦はつのぐむ さては時ぞと 思うあやにく

今日も昨日も 雪の空 今日も昨日も 雪の空

春と聞かねば 知らでありしを 聞けばせかるる 胸の思いを

いかにせよと この頃か いかにせよと この頃」

ご存じでしょうか。安曇野の遅い春を待ちわびる歌「早春賦」の歌詞です。「春とは名ばかりの風の寒さ。谷のウグイスは 歌おうとするが、まだその時ではないと 声も出さない。氷は解け、葦(あし)は芽吹く。もう春が来たかと思ったが、あいにく今日も昨日も雪模様だ。春だと聞かなければ、知らなかったのに。聞いてしまったから、気がはやる。この気持ちをどうしたらいいのか、今頃の時期は。」というのが、歌詞の意味です。

小学校の生活科の目標の中に、「季節とその移り変わりを感じる活動や,自然の事物,現象に目を向ける活動も欠かせない活動である」とあります。バンクーバーに来る前は、春と秋がだんだん少なくなってきて、春らしさ、秋らしさがどんどん少なくなっていく日本の気候を憂いていました。季節感を教えることが難しい時代になりました。ここバンクーバーの天気は、雨ばかりの日が続いたり、暖かくなったり、寒くなったり。また雪が降り、風が強く吹き、霧が街を包み、穏やかな日が訪れるという、とても一言では言い表せないような天気が続いています。それでもだんだんと、日が長くなってきました。子どもたちは、春の訪れを感じているのかなと思うことがあります。桜のつぼみがだいぶ大きくなってきました。公園のリスも活発に動き回ってきました。子どもたちに、春の訪れを伝えたいと思う、この頃です。

追伸 埼玉の自宅で越冬していた、アゲハチョウのさなぎ。なんと羽化しました。2月に羽化するアゲハは初めてです。大空にはばたけず、ミカンの木にぶら下がったままだそうです。

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