学校だより

校長

日本のカレンダーは、今週来週と赤字の日が多くなっています。ゴールデンウィークで、4月30日を休みにすると7連休となるようです。しかし、3度目の緊急事態宣言中、とても行楽といった状況にありません。一日も早く収まってほしいと切に願うばかりです。

ゴールデンウィークの最後の日は、こどもの日です。こどもの日と言えば、鯉のぼり、ちまき、柏餅、菖蒲湯、兜飾りを思い浮かべます。毎年この時期、タッパー校の北側のカナダ国旗掲揚ポールをお借りして、鯉のぼりを泳がせたと前校長から聞きました。去年、今年と実施できず、大変残念です。ぜひ来年は泳がせたいと思います。

こいのぼりと柏餅のことを調べてみました。江戸時代中期、端午の節句には家の玄関に幟(のぼり)を立て習慣がありました。ある町人が、幟の竿頭に、中国の登龍門の故事から(黄河の急流にある竜門と呼ばれる滝を多くの魚が登ろうと試みたが鯉のみが登り切り、竜になることができたことにちなんで鯉の滝登りが立身出世の象徴となった)鯉を象ったものを掲げたところ、それが広まり次第に大型化したものが鯉のぼりとなっていったそうです。主に江戸を含む関東地方の風習で当時の関西には無い風習であったとされていますが、瞬く間に全国に広がり、全国各地でこいのぼりにちなんだ行事が取り行なわれています。

カシワの葉を用いた柏餅は、同じく江戸中期、江戸で生まれました。カシワの葉は新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、「子孫繁栄(家系が途切れない)」という縁起をかついだものとされています。江戸で生まれた端午の節句に柏餅を供えるという文化は、参勤交代で日本全国に行き渡ったと考えられています。端午の節句は、先週書きました粽も含めてたくさんの故事や風習にあふれた行事とあらためて感じました。

実は、5月5日のこどもの日は、男の子の節句や子供の成長を願うだけではありません。昭和23年に成立した国民の祝日に関する法律によると、「国民の祝日」のこどもの日は、こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝すると定めています。父に感謝する日はないのかという議論はちょっと置いておいて、こどもの日は、お子様の成長を皆で願い、お母さまへの感謝を伝えましょう。

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