学校だより 5月8日

学校だより

校長

Wikipediaによると、「母の日」について、以下のように書かれています。

アメリカで、南北戦争中に敵味方問わず負傷兵の衛生状態を改善するために地域の女性を結束させた活動を行っていたアン・ジャービスの娘のアンナ・ジャービスが、亡き母親を偲び、母が日曜学校の教師をしていた教会で記念会をもった。アンナの母への想いに感動した人々は、母をおぼえる日の大切さを認識し、1908年5月10日に同教会に470人の生徒と母親たちが集まり最初の「母の日」を祝った。アンナは参加者全員に、母親が好きであった白いカーネーションを手渡した。このことから、カーネーションが母の日のシンボルとなった。アンナ・ジャービスは友人たちに「母の日」を作って国中で祝うことを提案。1914年に「母の日」はアメリカの記念日になり、5月の第2日曜日と定められたとあります。

YouTubeで「How to Celebrate Mother’s Day in Canada: Canadian Culture & English Lesson」という番組を見ました。母の日には、母親へどれだけあなたが大事に思っているか示してください。さらに母親があなたの人生にどれほどの価値があるかを示し、母親のしてくれたこと全てに感謝しましょうと話していました。照れくさいかもしれませんが、本当に伝えたいことをしっかり伝えるいい機会かもしれません。

母の日の朝食を子どもたちがつくるという習慣があることも教えてもらいました。お母さんは、ベッドの中で出来上がりを待つ。子どもたちにとっては、どんなものをつくろうか、食べてもらおうか考え、一生懸命に作る。いい習慣だと思います。表現も創造も無限です。どうか笑顔あふれる「母の日」をお過ごしください。

学校だより 5月1日

学校だより

校長

日本のカレンダーは、今週来週と赤字の日が多くなっています。ゴールデンウィークで、4月30日を休みにすると7連休となるようです。しかし、3度目の緊急事態宣言中、とても行楽といった状況にありません。一日も早く収まってほしいと切に願うばかりです。

ゴールデンウィークの最後の日は、こどもの日です。こどもの日と言えば、鯉のぼり、ちまき、柏餅、菖蒲湯、兜飾りを思い浮かべます。毎年この時期、タッパー校の北側のカナダ国旗掲揚ポールをお借りして、鯉のぼりを泳がせたと前校長から聞きました。去年、今年と実施できず、大変残念です。ぜひ来年は泳がせたいと思います。

こいのぼりと柏餅のことを調べてみました。江戸時代中期、端午の節句には家の玄関に幟(のぼり)を立て習慣がありました。ある町人が、幟の竿頭に、中国の登龍門の故事から(黄河の急流にある竜門と呼ばれる滝を多くの魚が登ろうと試みたが鯉のみが登り切り、竜になることができたことにちなんで鯉の滝登りが立身出世の象徴となった)鯉を象ったものを掲げたところ、それが広まり次第に大型化したものが鯉のぼりとなっていったそうです。主に江戸を含む関東地方の風習で当時の関西には無い風習であったとされていますが、瞬く間に全国に広がり、全国各地でこいのぼりにちなんだ行事が取り行なわれています。

カシワの葉を用いた柏餅は、同じく江戸中期、江戸で生まれました。カシワの葉は新芽が育つまでは古い葉が落ちないことから、「子孫繁栄(家系が途切れない)」という縁起をかついだものとされています。江戸で生まれた端午の節句に柏餅を供えるという文化は、参勤交代で日本全国に行き渡ったと考えられています。端午の節句は、先週書きました粽も含めてたくさんの故事や風習にあふれた行事とあらためて感じました。

実は、5月5日のこどもの日は、男の子の節句や子供の成長を願うだけではありません。昭和23年に成立した国民の祝日に関する法律によると、「国民の祝日」のこどもの日は、こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝すると定めています。父に感謝する日はないのかという議論はちょっと置いておいて、こどもの日は、お子様の成長を皆で願い、お母さまへの感謝を伝えましょう。

学校だより 4月24日

学校だより

校長

今から約2300年前の中国のお話です。

楚(そ)の国の国王の側近に、屈原(くつげん)という政治家がいました。詩人でもあった彼はその正義感と国を思う情は強く、人々の信望を集めていました。しかし、屈原は陰謀によって失脚し、国を追われてしまいます。故国の行く末に失望した屈原は、汨羅(べきら)という川に石を抱き、身を投げてしまったのです。

屈原が川に身を投じた知らせを耳にした人々は、四方八方から集まり船を出してその屍体を捜しましたが、水にそって流れ去ったのか、どうしても見つかりません。人々は太鼓を打ってその音で魚をおどし、さらに米を入れた竹筒を投げて、屈原の体を魚が食べないようにしました。しかしある時、屈原の霊があらわれ、川には龍が住んでおり投げ込んだ供物を食べてしまう。厄除けに米をせんだんの葉で包み、五色の糸で巻けば龍は食べないと告げました。

このようなエピソードから、毎年命日の5月5日は屈原の供養のために祭が行なわれるようになり、やがて中国全体に広がっていきました。国と人々に尽くした屈原は、死んだ後もいっそう人々に惜しまれ、多くの粽(ちまき)を川に投げ入れて国の安泰を祈願する風習に変わって行きます。これが粽の始まりだといわれます。また、へさきに龍の首飾りをつけた龍船が競争する行事、ドラゴンレースが生まれたそうです。

国内でもこの時期、多くの小学校で粽が給食の献立に上ります。家の近くの中国系スーパーでは「粽葉」が並べられていました。端午節は、春節、中秋節と並んで中華圏の三大伝統節句とされています。

街も桜色から若葉色に変わってきています。いよいよ、春本番になってきました。学校では、個人面談の準備を始めています。オンラインではありますが、面談の折にはお子様の様子を共有させていただければと思います。よろしくお願いいたします。

学校だより 4月17日

学校だより

校長

千葉県、東京都の小学校に勤めましたが、必ずといっていいほど小学校には桜の樹が植えられています。卒業式、入学式の式辞の冒頭の挨拶も桜で始まります。

「バンクーバー桜マップ」を頼りに、いろいろな場所の桜を見に行きました。特に日本で代表的なソメイヨシノを探しました。ソメイヨシノは花の柄にうっすらと毛があるのが特徴だそうです。それらしい一本一本の桜の花をつぶさに見ていると、ソメイヨシノだけでなく、あらためて桜の花のきれいさに魅了されました。

バンクーバーの桜のその発祥は1930年代に遡り、スタンレーパークにある「日系カナダ人戦没者記念慰霊碑」に、当時の神戸市と横浜市の市長が500本の桜の木を寄贈したことが始まりとなったそうです。30年前のある調査によると、市内の樹木8万9千本のうち約36パーセントが、サクラ属に属する梅や桜の花を咲かせる木であったと発表されています。そして、現在では約54品種、4万3千本もの桜が咲き誇る街となっています。

タッパー校北玄関先の桜もきれいに花を咲かせてくれました。教科書教材配布の際に、桜をバックに写真を撮られた方も多かったようです。

さて、小学校中学校の児童生徒の皆さんに教科書をお渡ししました。この教科書配布は、法律によって、我が国の将来を担う児童生徒に対し、国民全体の期待を込めて、その負担によって実施されています。つまり、次代を担う子供たちに、我が国の繁栄と福祉に貢献してほしいという国民全体の願いを込めて無償で行われているものです。令和3年度の政府予算では、義務教育教科書購入費等として、約463億円が計上されています。教科書は、約463億円の税金で作られているものなのです。

補習授業校の授業で使用する教科書は、国語、算数、数学、生活、社会などですが、どうか他の教科の教科書もじっくりと見てください。理科ではしっかりとした問題解決能力が育てられるように、道徳では自分の人間としての生き方についての考えを深められるように編集されています。図画工作や家庭科の教科書からは、様々なデザインやアイディアが得られると思います。日本の教科書は、よく作られています。ご家庭でも、日本の教科書を読み、書かれている内容を一緒に考えていただけると幸いです。