学校便り 12月19日

学校だより

校長

日本漢字能力検定協会が発表した2020年今年の漢字は「密」でした。最も応募数の多かった一文字で、新型コロナウイルス感染症が日本を含め世界的に流行し、年初から現在に至るまで日々の活動が制約された一年を表しています。この毎年発表される「今年の漢字」は、その年の世相を反映しています。過去の漢字を見てみると、1995年、阪神・淡路大震災、オウム真理教事件の年の「震」。1997年、山一證券など大型倒産が続出したときの「倒」。2001年、米国同時多発テロ事件のときの「戦」。2005年、愛・地球博の「愛」。2006年以降、「命」「偽」「変」「新」「暑」「絆」「金」「輪」「税」「安」「金」「北」「災」「令」という漢字が選ばれてきました。漢字を見ると、おおよそこんな出来事かが想像できます。

今年も一年を振り返るときが来ました。子どもたちにとっても皆様にとっても、私たちにとっても、まったく予想だにしない出来事が重なった年であったと思います。日本からのニュースは、暗いニュースが多く、オリンピックイヤーであったことも忘れてしまいます。

4月から始まりましたオンラインの学習支援。モデルケースもなく、手探りで行ってまいりました。ご不便やご迷惑をおかけしました。それでもバンクーバーの子どもたちは、画面を通してたくさんの笑顔を見せてくれたり、一生懸命、学習に取り組んでくれたりしました。現地校の課題も多い中、宿題や家庭学習もがんばってくれました。オンラインを支えてくださった保護者の皆様のご支援ご協力に教職員一同、心からお礼申し上げます。ありがとうございました。

例年と違い、静かで落ち着いたクリスマスになるかと思います。皆様どうか、よいクリスマス、そしてよい年をお迎えください。

学校だより 12月12日

学校だより

校長

雪、息白し、冬木立、蜜柑、雑炊、おでん、焼鳥、湯豆腐、セーター、マスク、手袋、コート、クリスマス、年忘れ、餅、お年玉、年賀状、数の子、これらの言葉は、みんな冬の季語です。季語とは、俳句で使われる、特定の季節を表す言葉のことです。学校だより10月17日号でもご紹介しましたが、伊藤園新俳句大賞の佳作特別賞に選ばれた高等部1年の小嶋くんは、「みかん」という季語を使って句を作りました。

俳句の作り方は、うれしい、楽しい、おいしい、悲しい、さびしいなどの、気持ちを表す言葉は使わずに、気持ちの伝わる5文字、7文字、5文字の「句」を作ることにあります。「お年玉」をもらった、うれしい気持ちをどんな言い方で表そうか。「クリスマス」の様子をどんな言葉で表そうか。想像力豊かな子どもたちなら、どんな句を作るのかとても楽しみです。中高生の皆さんは「もの」に語らせて、気持ちを伝えることを考えてみてください。事柄を述べることはできません。詠嘆を導いて感動を深めたり、 間と休止を生じさせ、 広がりをもたせたりするために、「や」 「かな」 「けり」 などの代表的な切れ字を用いてみましょう。

俳句作りは、言語感覚が磨かれていきます。冬休み、すてきな俳句を作ってみましょう。

学校だより 12月5日

学校だより

校長

先週、ようやく、バンクーバーに到着いたしました。ここに至るまで、学校運営委員会、総領事館の皆様のたくさんのご尽力をいただきました。この場をお借りして、心から御礼申し上げます。ありがとうございました。

児童生徒の皆さん、保護者の皆様、あらためて、よろしくお願いいたします。

14日間の隔離生活で、部屋から出られず、窓の外の風景を眺める毎日です。出国前の東京は日ごとに感染者が増え、感染拡大が毎日報じられてきました。バンクーバーでも道を歩く人の数が、とても少ないような気がしています。

学校は3学期もオンラインでの学習支援を行うこととなりました。当初と比べて、授業のスタイルに変化が出てきました。教材の提示の仕方を工夫したり、子どもたち同士が話し合いを行って、意見を発表し合ったりする場面も増えてきました。まだまだ、手探りの状態ですが、さらに工夫や改善をしていきたいと考えます。

早いもので、もう師走を迎えました。どうか、体調に気をつけてお過ごしください。