子ども主体の学習活動

 
 子どもが生き生きと主体的に学んでいる教室には、次の三つの共通点を見出すことができます。
 一つ目は、どの子も教室の中で大切にされ、自己存在感を感じていること。二つ目は、教室の中に、共感的な人間関係が醸成されていること。三つめは、子どもたちに自己決定の場があること。
 これら三つの事項は、「生徒指導の三つの機能」と呼ばれ、昔から長らく授業改善のポイントとして重視されてきたものです。これら三つの事項は、一朝一夕に達成できるものではなく、教師のたゆみない指導上の工夫や一貫した取り組みがあって実現できるものだと思います。
 よい姿を認め励まし、好ましくない姿は毅然とした態度で一貫性のある指導をする。多様な考えを提示し、お互いの考えのよさに気づかせるよう工夫をする。どの子も大切な存在として子ども同士が認めあえるよう働きかけを工夫することなどをはじめ、毎回の授業の中で積み上げるべきことは、無数に存在します。
 バンクーバー補習授業校では、土曜日のみの学校ではありますが、週一回だからこそよい授業を実現させたいと考えます。そして、先生方は皆、何とかよい授業をしようと努力を重ねています。

小5 国語 小グループでの話し合い活動

児童が先生役となって、クイズを出題している場面。 

小6国語 「熟語の成り立ち」

中2 社会 調べ学習の成果を自作スライドで発表。 

高1 数学 板書を分かりやすく。