バンクーバー補習授業校とは

本校の目的

本校は,日本からの派遣員の子女等が、将来日本へ帰国し、日本の学校教育を受ける場合に円滑に適応することができるよう、日本語により主要教科の補習教育をすることを目的とする。さらに、広く在留邦人の子女を受け入れ、主体的に学び人間性豊かで世界で活躍するグローバルな人材育成を目指している。

教育目標

主体的に学び、人間性豊かで、世界で活躍するグローバルな人材育成

  1. 自ら課題を設定し、主体的に学ぼうとする児童生徒を育てる。
  2. 自他の人格を尊重し,思いやりのある児童・生徒を育てる。
  3. 広い視野や考え方を持ち、世界で活躍できるグローバルな人材を育てる。

本校の教育方針と方策

(1) 学習指導
  ① よくわかる楽しい授業
  ② 自ら学ぶ力、自己表現力、問題解決力を伸ばす。
  ③ 一人一人の個性や能力に応じた指導方法の工夫改善を図る。
(2) 生活指導
  ① 教職員の共通理解および共通実践に基づく指導体制の構築を図る。
  ② 一人一人をよく理解し、悩みや課題に気づき、基本的生活習慣の充実に努める。
  ③ 児童生徒自ら、補習授業校で学ぶ意義を確認し目的を達成しようとする態度を養う。
(3) 教職員研修
  ① 児童生徒の実態並びに学級の状況等を考慮し指導方法の工夫改善に絶えず努める。
  ② 最新の日本における教育事情等を踏まえ、補習授業校としての教育目標を具現化する手立てを図る。
  ③ 基本的な学習習慣の育成を図り、基礎的基本的な学力の習得に努める。宅習の定着とその見届け指導の徹底を図る。
(4) 施設・環境
  ① 校内安全に適した明るく楽しい環境づくりに努める。
  ② 児童生徒の興味関心を高め「知」の意識化を図る。
(5) 保護者との連携
  ① 父母会、学校運営委員会と必要な情報は共有することにより連携の強化を図る。
  ② 教育相談の活用を図る。

(6) 新しい時代と今後の教育
① 児童生徒は、多感な幼少期や少年期を現地の学校教育を受け貴重な経験をすることにより自己形成に努力している。また、補習授業校で学ぶことにより、日本の文化や教育に触れ、国籍や人種、文化や宗教等を越えて、知・徳・体のバランスのとれた人格形成をめざすものである。
新しい時代においては、「地球人・国際人」としての視野と見識が求められていることにより、国際化時代への対応力を学ばせることが求められている。
② 補習授業校の存在意義並びに学校の特色ある教育活動等の情報発信を行い、児童生徒数の減少などの中長期的課題に取り組む。