借用校のJAPANESE SUMMER FESTIVAL

6月13日(金)、本校が校舎を借用している現地校の玄関ロビーにて、「Japanese Summer Festival(ジャパニーズ・サマーフェスティバル)」が開催されました。
このイベントは、借用先現地校の日本語クラス主催によるもので、毎年6月、1年間の学習成果を披露する場として実施されているものです。当日は、現地校生徒たちが多数訪れ、まず受付でチケットを購入したのち、浴衣の試着、たこ焼きの試食、おみくじ、折り紙など、さまざまな日本文化の体験を楽しんでいました。会場は活気にあふれ、笑顔の絶えない、非常ににぎやかな雰囲気に包まれていました。
来場した生徒の中には、たいへん流暢な日本語で会話をする姿も見られ、その語学力に驚かされました。近年では、日本のアニメやポップカルチャーをきっかけに日本に興味を持ち、日本語学習を始める学生が増えているようです。
しかしながら、たいへん残念なことに、借用先現地校の日本語クラスは今期をもって閉講となり、来学期からは開設されないとのことです。当校に限らず、当地のセカンダリースクールにおいても、日本語クラスの減少傾向が顕著であるとの声を耳にします。こうした傾向は、日系コミュニティの教育に携わる一人として、気がかりな点のひとつです。今後、日本語学習の機会が大切にされていくことを願っております。




