カナダと日本をつなぐ人生の先輩に学ぼう!「第3回キャリア講話」(バンクーバー市日本人警察官)

3月8日(土)、「第3回キャリア講話」を実施しました。昨年秋から、中高生を対象に「広い視野や考え方をベースに自らの進路について明確な意思(志)を育む」ことをねらいとして実施してきた本校独自の取組みです。
今回は、特別講師としてバンクーバー市で活躍されている日本人警察官の方をお招きしました。講話では、講師ご自身の幼少期や学生時代の興味関心や異文化体験、当地で警察官を志すに至ったきっかけ等についてうかがいました。また、警察官としての仕事をする上での苦労ややりがいなどについてもうかがうことができました。警察官として勤務するに際しては、悲しい事件に関わることもあり、全てが人生の勉強であること、感情をコントロールし、常に冷静に判断する力が必要であることなどを話してくださいました。
また、本校の生徒たちに対して、「スムーズにいくことばかりではなく、挫折を経験することもあるかもしれないが、興味のあることに精一杯チャレンジし、自分らしい道を見つけてほしい」と力強いメッセージを伝えてくださいました。
生徒たちは真剣に耳を傾け、講話後には多数の質問が寄せられました。高等部生徒が「めっちゃ、かっこいい!」と感想を漏らしていたことが、印象的でした。
今後も、こうした学びの機会を通じて、生徒一人一人が将来に向けて具体的な目標を見つけ、自らの意思(志)を育んでいけるように支援したいと考えております。




【参加生徒の感想から】
自分らしさを大切に、自分の興味関心を大切にしていきたいと思いました。既成概念に縛られず、自由に、かつ責任をもって生きていきたいと思います。いろいろなことに挑戦し、経験を積むことが大切だということも学びました。だから、私はやはり自分の好きなことや興味のあることを極めていきたいと思います。
幼いころから視野を広げることを大切にしてきた講師の先生と私は少し似ているところがあると感じました。私も親が視野を広げ、自分のやりたいことをするなら、一貫してそれを続けるべきという考えであるため、講師の先生のお話に共感しました。それと同時に、自分自身の親に感謝の気持ちも湧いてきました。とても貴重で、興味深い講話だったと思います。

