学校だより 1月30日

学校だより

校長

下記は、ある新聞に投稿された記事です。

 「『キーカラカラ キーカラカラ キークルクル キークルクル』ふと気がつくと、やぶれしょうじの穴から、二つのくりくりした目玉がこちらをのぞいていました」

 小学1年生の教科書に出てくる「たぬきの糸車」のお話の一節だ。「キーカラカラ キークルクル」のところがなんともかわいらしい。今日も次女が一生懸命に宿題の音読をしている。このお話を聞くのも、長男、長女、次女と3度目だ。

 長男が1年生の時は、次女が赤ちゃんだったので、オムツを替えたり、おっぱいをあげたりで、落ち着いて音読を聞いてあげることができなかった。心の中で、いつもごめんね、と謝っていた。

 長女の時は、次女も言葉を覚え、意味も分からずまねをするので、「もう、まねしないでよ」と姉妹でけんかをしながらの、それはにぎやかな音読だった。今度はやっと、しみじみと、ゆったりとした気持ちで聞くことができる。

 教科書にはすてきなお話がたくさんあって、中には「くじらぐも」「スイミー」など、自分が小学校の時に読んだなつかしいお話もある。今、5年生の長女が読んでいる「わらぐつの中の神様」も、心温まるお話だ。

 私にとって12年間も続く「小学校のお母さん」生活も折り返しを過ぎ、まだまだ先が長いなあと思うこともあるのだけれど、この音読を聞けるのもあと5年なのだと思うと、ちょっとさみしさも感じる。  東京都 主婦

先週、先々週と1年生が国語で勉強していた「たぬきの糸車」。小学部の子どもたちは、この物語をみんな音読したことと思います。

1年生後期の音読で重要なことは、2つです。「大きな声で」と「ゆっくりと」です。

1年生のまとめの物語です。相手に伝わらないような小さな音量ではなく、部屋の中にびんびんと響くような声で読んでほしいです。子どもらしい、澄んだ、歯切れよい、よく通る声で読んでほしいです。

子どもたちは上手な音読とは、「つっかえないで、すらすら、早口に読むことだ」と考える子もいるようです。早口読みは、文章内容を考えずに、文字を音声に単に変えるだけの音読になりがちです。

文章の意味内容の区切りで切って、場面の様子や人物の気持ちや筋道(論理)が音声にのっかるように工夫して、心をこめて、読むようにしていくと、「ゆっくり、たっぷり」と読むようになります。「ゆっくり、たっぷり」と読みだすと、自分の思い(イメージ)がふくらんで、そのふくらみがゆっくり、たっぷりとした音声になっていきます。自然と意味内容が音声にのっかるようになります。自分の思いをふくらませよう、それを音声にのせようと努力して、つっかえてしまうことはいくらあっても失敗ではありません。

オンライン授業では、音読の時間を多く取ることが出来ません。音読は、ご家庭にお願いすることが多いです。大きな声で、ゆっくりとした音読をぜひ聞いてあげてください。

学校だより 1月23日

学校だより

校長

先週の土曜日と日曜日、国内では大学入学共通テストが行われました。最も受験が多かった教科で、約47万人が試験を受けたそうです。この共通テストは31年間続いたセンター試験の後継で、全問マークシート方式ですが、大学入試改革の一環で思考力・判断力・表現力がより試される内容になりました。

昨年までの大学入試センター試験に比べて、英語のリスニングは配点が50点から100点に倍増し、他の教科でも複数の資料を読み解く問題が出され、ページ数は軒並み増えました。問題だけで18ページもあると、集中力無しでは立ち向かえないと思いました。

国語の問題の中で、慣用句の問題がありました。

(ア)       術もなかった の意味はどれか。

①理由もなかった ➁手立てもなかった ③義理もなかった ④気持ちもなかった➄はずもなかった

(イ)       言いはぐれて の意味はどれか。

①言う必要を感じないで ➁言う機会を逃して ③言うのを忘れて ④言う気になれなくて ➄言うべきでないと思って

(ウ)       足が遠くなった の意味はどれか。

①訪れることがなくなった ➁時間がかかるようになった ③会う理由がなくなった ④行き来が不便になった ➄思い出さなくなった。

慣用句とは、習慣として長い間広く使われてきた、ひとまとまりの言葉・文句や言い回しのことで、会話や文章上で用いられます。学校では小学4年生で学習をします。日本の伝統文化であり、日本語としてのおもしろさでもあります。「足」がつく慣用句は、あげ足をとる。足が地につく。足が出る。足元に火がつく。足元につけこむ。足元に及ばない。足元を見る。足を洗う。足を引っ張る。足が棒になるなど、数えてみるとわりと多いことに気が付きます。意外なところで、子どもたちも使っていることがあるようです。言葉を楽しみながら覚える。ご家庭でも、言葉遊びをチャレンジしてみてください。

慣用句の解答は、(ア)➁(イ)➁(ウ)①でした。

学校だより 1月16日

学校だより

校長

「大人の皆さんにお願いがあります」15歳の主張

僕は小学5年生の時、自身の障害を理由にいじめにあいました。最初は言葉だけの暴力で特に気にならなかったのですが、階段から突き飛ばされるなど徐々に身体的な暴力に変わっていきました。そんないじめに耐えかねた僕は、不登校になりました。次第にいじめから逃げた劣等感と将来への不安が押し寄せ、不登校の自分が嫌いになりました。

そんな僕を救ってくれたのが絵本でした。もともと絵本作家になるのが夢だった僕は、自分のもやもやした感情を絵本にして表現しました。思ったよりいい出来だなと思ったので、その絵本をあるイベントで販売することにしました。そこでイベントに来てくれたお客さんから、褒められたり共感してもらえたことによって自己肯定感が上がり、不登校であることを恥ずかしく思わなくなりました。

そのとき、ふと、僕は僕をいじめていたクラスメートたちのことを考えました。なぜ僕をいじめなくてはならなかったんだろうと。そして彼らが言っていた言葉を思い出しました。親に無理やり塾や習い事に行かされて自分の時間が無い。やりたいことをやろうとしても大人から止められてしまう。みんなやりたいことを大人から抑圧されていて、そのストレスや不満を僕にぶつけていたんだと分かりました。もし彼らに自分のやりたいことを表現できる場所があったなら、いじめなんて起きなかったんではないか。僕はそう思い、子どもが主体、子どもが出店、子どもが運営をする子ども万博を開催しました。

子どもたちは自分でプログラミングしたゲームをお客さんに体感してもらったり、自分でデザインしたイラストやポストカードを販売したり、みんな自由に自分を表現していて、会場は子どもたちのポジティブなエネルギーに満ち溢れていたと思います。そして今年、3回目を開催しようとしていた矢先、コロナウイルスが流行し、去年と同じ会場での開催が困難になりました。しかし、何とか開催できる方法を探しました。最初に思い浮かんだ開催方法が、オンライン開催でしたが、一部の大人たちからは、「オンラインなんて危ないよね」だったりとか、「自分の子どもの顔や声がネットに上がるなんて怖い」、「そんなものに参加するんじゃない」といったような声が聞こえました。しかし、実際に開催してみると、参観者は場所や天候に縛られなかったり、障害のある人もオンラインなら参加のハードルが下がるということに気付けました。オンラインだからこそできる、人と人との交流もあったんです。

僕から大人の皆さんにお願いがあります。子どもたちに自由な表現をさせたり、新たなツールを使わせるのは危険だと思うかもしれません。もちろん、間違っていたり、失敗することは出てくると思います。でも、これからの未来を創っていくのは僕たちの世代です。否定したり拒絶するのではなく、応援してもらえませんか。大人と子供で意見の違いがあったとしてもお互いの意見に耳を傾ければきっと、よりよい未来が創れるはずです。僕はそう思ってこれからも活動していきます。

昨年放映された、「NHK青年の主張2020」での15歳の少年の主張です。音声をもとに文章にしてみました。文字にすると1200字余り。音声で聞いていても、すっと入ってくる文章です。おそらく、自分の考えを順序立てて整理して、何回も文章にして練習をしたのだと思います。そして、たくさんの人に話を聞いてもらったと思います。

言葉は自分の考えたこと、思ったことを伝えるツールです。言葉のキャッチボールが多いほど、言葉が身に付き、磨かれていきます。私たちの日本語も同じです。オンラインは、みんなにしっかり、言葉が伝えられます。クラスの中で話をできる場面を増やしていこうと考えています。オンラインでは、言葉のやり取りを密にしていきましょう。

学校だより 1月9日

学校だより

校長

あけましておめでとうございます

旧年中は、本校の教育活動へのご理解ご協力、誠にありがとうございました。

保護者の皆様のご期待に応え、子供たちの健やかな成長のために職員一同、一層の努力をしてまいります。

本年もご支援を賜りますよう、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

令和3年 元日 バンクーバー補習授業校職員一同

お子様とともにお正月を迎えられたことと思います。それぞれのご家庭でも、新年にあたり、新たな目標や計画を立てられたのではないでしょうか。学校は、今日から3学期をスタートしていきます。まとめの時期として、子供たち一人一人に学習をしっかりと身に付けさせ、3月の卒業、4月の新学年進級に向けての準備をしてまいります。

今年は丑年です。過去の丑年はというと、

1961年はアメリカ合衆国大統領に、ジョン・F・ケネディ就任。大阪環状線全通。

1973年のオイルショック。ベトナム戦争、アメリカ軍の撤退。桜田淳子、山口百恵で歌手デビュー。

1985年にはファミコンソフト「スーパーマリオブラザーズ」が発売。アメリカのニューヨークでG5がプラザ合意

1997年には消費税が5%へ引き上げ。香港がイギリスから中国に返還される。サッカー日本代表が、ワールドカップ(フランス大会)初出場を決める。

2009年には選挙による初めての政権交代。裁判員制度が開始。新型インフルエンザの世界的な感染。

「牛」は古くから食牛や乳牛、耕牛と呼ばれ酪農や農業で人々を助けてくれる存在として重要な生き物でした。大変な農業を地道に最後まで手伝ってくれる様子から、丑年は「我慢(耐える)」や「発展の前振れ(芽が出る)」を表す年になると言われています。今までにない新しいことが始まった年が多いのも特徴です。

新型コロナウイルスの蔓延で、まだまだ耐え忍ぶ年になるかもしれませんが、地道に突き進むことで新たな発展へと繋げる年にしていきたいと思います。

どうかよろしくお願いいたします。

3学期の授業と修了式、卒業式について

令和3年1月8日

バンクーバー補習授業校保護者の皆様

3学期の授業と修了式、卒業式について、「保護者の方へ」のページをご覧いただきますようお願い申し上げます。

バンクーバー補習授業校